Symfonia – In Paradisum

ヘヴィメタル/ハードロック

元Stratovariusのティモ・トルキによるパワーメタル人脈による新バンド

REVOLUTION RENAISSANCEを活動不振によって解散させたティモ・トルキが、キャリアのあるメンバーを集めて作ったプロジェクト。(バンド?)
アンドレ・マトス(元ANGRA,SHAMAN)がスウェーデンに引っ越してきたことがきっかけで連絡を取るようになったことがこのプロジェクトのスタートだったという。
その後同じくスウェーデン在住のウリ・カッシュ(元HELLOWEEN,MASTERPLAN他)、元Sonata Arcticaのミッコ・ハルキン、元Stratovariusで僚友だったヤリ・カイヌライネンが加わり、スーパープロジェクトの体を成していった。
楽曲的には完全にStratovarius(以後ストラト)の全盛期の再現といった趣きで、メロディックなファストチューン、バラード、ミドルの大作とストラトで披露した引き出しとさほど変わってはいない。
相変わらずメロディックで叙情的なメタルが展開されていて、ティモ独特のフックのあるメロディ満載であり、この手の音楽のファンなら十分満足出来る仕上がりとなっている。
やはりティモの音楽には他にはないスペシャルなものがあることは確かだ。
このアルバムにはとてもいい曲がいくつも収録されていると思う。
しかし楽曲は確実に質が高いのだが何処か高揚感がないのも確かで、やはりストラトにはマジックがあったのだと痛感させられる。
演奏はかっちりしてるのだが何処か淡白だ。
アンドレ・マトスの声はかつてより幾分ハスキーになっているが、(あえてハスキーにしてる?)歌唱力は相変わらず高い。
ミドルテンポでキーボードのリフが印象的なPilgrim Roadがお気に入り。

点数 85

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