Sonata Arcticaのアルバム10枚のおすすめランキング(+全アルバムレビュー)

Sonata Arctica

フィンランドのレジェンダリーパワーメタルバンドSonata Arctica
実質的リーダーにしてボーカルのトニー・カッコはバンドがパワーメタルに分類されることを嫌っているが、他のジャンルに分類することも難しいのでやはりパワーメタルバンドということになるだろう。

その歴史はトニー・カッコがやりたいことをやってきた歴史だった。

1997年に発表されたStratovariusのVisionsを聴いて衝撃を受けて似たようなパワーメタルをやることになり、バンド名をSonata Arcticaに改めた。
それまではTricky Meansというバンド名で、ポップロックっぽい音楽をやっていた。
初期のSonata Arcticaが生み出す音楽はパワーと劇的な美旋律に満ち溢れていた。

4thアルバムReckoning Nightまではピュアなメロディックパワーメタルを追求していたが、5thアルバムUniaで方向転換。
Queenに影響を受けたようなオペラティックでプログレッシブなスタイルを披露する。
この頃のトニーはパワーメタルに完全に飽きていたようだ。

6thアルバムThe Days of Graysでもその方向性は続き、7thアルバムStones Grow Her Nameではシンプルなロックスタイルへと移行。
そのまま行くのかと思われたが、8thアルバムPariah’s Childではパワーメタルへと少し回帰し、Unia以降のプログレッシブ路線と融合したようなスタイルとなった。
以降10thアルバムTalviyöまではざっくり言うとその方向性を継続しているように見える。

1999年発表のデビューアルバムEclipticaから、2019年発表の目下最新作Talviyöまで、オリジナルアルバムは全10枚。
自称ソナタフリークの筆者が全オリジナルアルバムをランキングにしてみた。

Sonata Arcticaの全オリジナルアルバムのレビューにもなっているので、楽しんでもらえたら幸いだ。
順位の低いほうから紹介していく。

10位 Talviyö (2019)


これは残念ながら即決だった。
勿論いい曲もいくつか入っている。

ハッピーな雰囲気のパワーメタルソングMessage from the Sun、展開の妙がある味わい深いロックソングColdなどは聴きどころだし、環境問題をテーマにしたStorm the Armadaはキーボードのリフが全くメタルっぽくなく新基軸で、プログレ風味もありかなり面白い曲だ。

Sonata Arcticaのアルバムとしてはかなりベースが目立っている印象もあり、特にStorm the Armadaではバキバキのベースが大活躍している。
アルバムから感じる寒々しい雰囲気はまさしくSonata Arcticaだし、トニーのウエットな歌声も相変わらず素晴らしい。

しかし全体的にはどうにもメロディが弱く、サウンドから覇気が感じられないのが残念である。
トニーのメタルへの興味が薄くなっていっているのが顕著にサウンドに表れていて、これは最早ヒーリングミュージックの領域に足を踏み入れている。

トニーのワンマン感もより強くなっていると感じ、本当に他のメンバーはこのサウンドで満足なのだろうかという疑問が残る。
ライブっぽいフィーリングを得るためにミックス担当者を変えたアルバムでもあるが、今聴くとただただ音が悪いだけのような気もする。

9位 The Ninth Hour (2016)


以降9位~7位はその日の気分によって順位が変わるくらい誤差である。

このアルバムには個人的に名曲だと思っているCloser to an Animalが収録されている。
クセになるキャッチーなメロディを持っていて、展開も捻りがきいていて飽きの来ない曲に仕上がっている。
Unia以降追求してきたプログレッシブな路線の究極系として結実したのがこの曲ではないだろうか。

他にも明るい歌詞で温かみのあるメロディーがSonata ArcticaらしいパワーメタルチューンLife、叙情的なメロディのミドルテンポナンバーAmong the Shooting Starsなどの佳曲が収録されているものの、全体的には薄味な出来だ。

初期ファンを喜ばせるために作ったのか知らないが、ストレートな疾走パワーメタルチューンRise a Nightはイマイチパンチが弱いし、Reckoning Nightに収録されていたWhite Pearl, Black Oceans…の続編だというWhite Pearl, Black Oceans – Part IIも力は入っているがパート1には遠く及ばない。

Sonata Arcticaらしい叙情的な北欧感はアルバムにしっかりと息づいているし、トニーの歌唱はいつも通り素晴らしいのでファンは十分に楽しんで聴けるが、一般のHR/HMファンの心を掴むようなインパクトは足りない印象だ。

8位 Stones Grow Her Name (2012)


UniaとThe Days of Graysでプログレッシブな路線を十分に追求したと感じたトニー・カッコが、次に向かった方向は意外な路線だった。

シンプルな路線に回帰してはいるが初期のパワーメタル路線ではなく、ある意味普遍的なロックと言える方向性。
トニーはSonata Arcticaがパワーメタルをやる前の音楽性に近いと言及していたがその通りで、これはメタルではなくロックアルバムと言える。

曲のストラクチャー、アレンジ共に非常にシンプルになっていて、トニーが言うには前2作のように突き詰めて曲を作ることに疲れたので、もうちょっと楽にやりたかったらしい。
それによってSonata Arctica史上最も緩い雰囲気のアルバムとなっていて、気軽に聴けるアルバムである。

Sonata Arcticaの曲の中で最も人気のある曲の一つである名曲、I Have a Rightが収録されているアルバムでもある。
淡々としたミドルテンポのナンバーだが、子供達の権利をテーマにした普遍的な歌詞が心に響く。

ブルーグラスの影響を取り入れた実験的で陽気なCinderblox、トニーの歌唱が沁みるバラードDon’t Be Meanなどの佳曲も収録されている。
結局この路線はこのアルバムのみの一回きりだったが、1度はこういうのもやってみたかったのだろうなと思う。

しかしこのアルバムからの曲をツアーでプレイしてみると簡単すぎてつまらなかったようで、それをきっかけに次作Pariah’s Childではパターメタル路線に回帰していくことになる。
Sonata Arcticaにとって何が大切なのかを本人達が理解するきっかけになったという意味で、このアルバムは意味があったのである。

7位 The Days of Grays (2009)


トニー・カッコの友人であるツォーマス・ホロパイネンのバンドNightwishに影響を受けてか、シンフォニックでオペラティックな領域に足を踏み入れたアルバム。
と言ってもそれが顕著なのはDeathauraとThe Last Amazing Graysぐらいではあるが。

Deathauraは凄い曲で、劇的なシアトリカルさが映画のようなオーケストレーションで表現されていて、まるでディズニー映画のような仕上がりとなっている渾身の一曲だ。
シングルになったThe Last Amazing Graysの間奏部分でもNightwishばりの劇的なオーケストレーションを聴くことが出来る。

アイリッシュ風味のパワーメタルチューンFlag in the Groundはバンド屈指の名曲である。
Tricky Beans時代の曲BlackOutが原曲なのだが、アレンジ面において劇的な進化を遂げている。

Julietも素晴らしいナンバーだ。
前作Uniaで会得したオペラティックな路線の曲だが、シアトリカルなドラマ性が複雑な曲の中でしっかりと表現されている。

このアルバムの他の曲は前作Uniaの延長線上にあるようなミドルテンポでプログレッシブな曲ばかりで、前作Uniaと比べるとメロディにフックがなくなっているのが残念な所。
新加入のエリアス・ヴィルヤネンのギタープレイもかなり地味で、実際の所彼はこのアルバムでほとんどアイディアを出さなかったらしい。

しかしこのアルバムの冒頭の4曲(Everything Fades to Gray (Instrumental)~Deathaura~The Last Amazing Grays~Flag in the Ground)の流れはそれまでのSonata Arcticaの集大成と言える出来となっているので、これらの曲が収録されているというだけでもこのアルバムの価値はあると言えるのではないか。

6位 Pariah’s Child (2014)


このアルバムからのファーストシングルThe Wolves Die Youngを最初に聴いた時、かなりワクワクしたのを覚えている。
あの往年のSonata Arcticaのメロディが息づいていると感じたからである。

そしてセカンドシングルとして発表されたCloud Factoryにもそれが感じれ、天才メロディメーカーのトニー・カッコが帰ってきたと興奮したものである。

前作Stones Grow Her Nameはシンプル路線のロックアルバムで、演奏するのが簡単すぎたためにライブがかなりまったりした雰囲気になってしまったらしく、これはいかんということで作り上げたのがこのアルバム。

トニーが言うにはUnia以降の3枚で追求してきたプログレッシブな路線と、初期のパワーメタル路線が出会ったアルバム。
確かに音を聴くと前作との違いは明らかだ。

特に前作では影の薄かったキーボードが積極的に使われていて、清涼感のある北欧然とした音像はまさに初期のSonata Arcticaに通ずるものがある。
そのまま初期の路線と同じと言えそうな曲はないが、The Wolves Die Young、Cloud Factory、X Marks the Spotなどの曲からは確かに初期のフィーリングを感じ取ることが出来る。

ラストを飾るLarger Than Lifeではディズニー映画ばりのオーケストレーションが登場しオペラティックな世界観を表現していて、UniaとThe Days of Graysもバンドは忘れてはいない。
Sonata Arcticaの様々なスタイルが混ざり合ったアルバムとなっていて、明るい雰囲気もあり音からは希望が感じられる。

これがSonata Arcticaが今後も続けていく道だと決めた、トニー・カッコの決心が音から感じられるのである。
そう、まだ年を取るには早いのである。
Stones Grow Her Nameのような路線はいつでも出来る。

Sonata Arcticaはまだパワーメタルをやらなければいけない。
筆者はそう思う。

5位 Winterheart’s Guild (2003)


Sonata Arcticaがまだバリバリのパワーメタルバンドだった時代のアルバム。
イェンス・ヨハンソンのイントロのキーボードソロが印象的な分かりやすいThe Cage、アメリカの有名下着ブランドの名前を冠したキャッチーなVictoria’s Secretなど、パワーメタルの教科書とも言うべき楽曲が多数収録されている。

Gravenimageでは北欧の透明感と共に曲構成の妙も見せつけて、当時若手バンドだったとは思えない余裕さを見せつけている。
シャッフル系ナンバーのSilver TongueとChampagne Bathも出色の出来で、ネオクラシカルなフレーズ満載なのはこの頃ならでは。

Brokenではミドルテンポでも良い曲が書けるということを見せつけていて、Unia以降の変化の片鱗が窺える。
スピードチューン、ミドルテンポ、バラードが適度なバランスで入っているアルバムでダレがなく、収録時間が比較的短いこともあって聴いているとあっという間だ。

必死に歌っていた1st、2ndと比べるとトニーの歌唱も円熟味を増している印象で、安心して聴くことが出来る。
1st、2ndのような若々しい熱さのようなものは多少減退した感があるが、スマートな北欧感溢れるパワーメタルとして傑作であることは間違いない。

4位 Reckoning Night (2004)


それまでのストレートなパワーメタルからの脱却を少しばかり感じさせる4thアルバム。
しかしそれでもこのアルバムが1stアルバムから連なるパワーメタル期に属するアルバムであることは間違いない。
それまでのSonata Arcticaのアルバムと比べて音楽性の幅が広がっているのが特徴だ。

最も顕著なのはアルバムからの1stシングルであったDon’t Say a Wordだろう。
今までのSonata Arcticaでは考えられなかったような分厚いクワイアが施され、メロスピ的に軽く疾走というよりもパワーを伴った突進力で突き進む。
そしてサビのドラムではリラックスしたことをやっていたりすべてにおいて新境地で、しかもクオリティが凄まじい。

The Boy Who Wanted to Be a Real Puppetも新境地で、プログレッシブな展開にピアノによるシアトリカルなアレンジと、次作Uniaの片鱗が窺える曲となっている。
大作ナンバーWhite Pearl, Black Oceans…もそれまでのSonata Arcticaの基準を超えてきたような曲で、これも重厚なクワイアがフィーチャーされ、圧倒的な展開力でドラマティックに聴かせる力作だ。

そんな新しい挑戦をしながらも要所要所でMisplaced、Ain’t Your Fairytale、My Seleneなどのストレートで良質なパワーメタルチューンがアルバムを引き締めている。

My Seleneはギターのヤニ・リマタイネンが初めてこのバンドで作曲したナンバーで、前作Winterheart’s Guildに収録されていそうなキャッチーなパワーメタルナンバーとなっている。
これはファンには嬉しいサプライズであった。

本作ではチャーチオルガンやピアノがフィーチャーされていて、アルバムのカラーが少しレトロ寄りになっているのも特徴だ。
Sonata Arcticaの音楽が一気に深みを増した感があり、何度聴いても楽しめる細かいアレンジと共にアルバムの世界観に浸れる懐の深いアルバムと言える。

少し音がこもっているのが残念である。

3位 Unia (2007)


バンド史上最も大きな決断をし、最も大きなリスクを取って前に進んだ重要な1枚ということになるだろう。
前作Reckoning Nightのツアーは160回以上にも及び、バンドのメンバーは同じようなダブルベースドラムがリズムをひたすら刻み続けるパワーメタルに飽きてしまっていたらしい。

この状況を打開するために新たなイスピレーションを求めて制作されたのがこのアルバム。
バンドのトレードマークであったメロディックパワーメタル的ナンバーを排し、全編ミドルテンポの楽曲で構成された挑戦的な作品となった。

トニー・カッコの友人ツォーマス・ホロパイネンはこのアルバムを聴いてトニーに「このアルバムは15回くらい聴いてやっと何が行われているのか判ったよ」と言ったらしい。
その言葉の通り挑戦的なまでに濃厚な作品でとても1回聴いただけで理解出来るような作品ではなく、聴き込んで曲構成やメロディを覚えていくうちにだんだんと体に染み込んでいく、といった作風である。

ある意味これはブログレッシブロックバンドのような作風のアルバムで、それまでのシンプルでキャッチーなパワーメタル路線とは一線を画す。
そんな挑戦的な作風ながら今作は母国フィンランドで初の1位を獲得し、大衆からも受け入れられたのだから凄い。

日本ではソナタ終わったなどの声も多かったが、世界的に見れば本格的にSonata Arcticaの人気がヨーロッパで上がり始めたのはこのアルバムからだろう。

非常に複雑な曲構成の中、シアトリカルでオペラチックな耽美的世界観がたっぷりと表現されているMy Dream’s but a Drop of Fuel for a Nightmareにアルバムの方向性が集約されている。

多くの曲に幾重にも重ねられたクワイアがたくさん入っていて、これはトニーの子供の頃から大好きだったバンドQueenの影響だと思われる。
ここに来てトニーは自身のルーツに立ち返ったのである。

複雑な構成の曲が多い中、シングルになったPaid in Fullは疾走パワーメタルではないもののキャッチーなメロディを持っているシンプルなロックナンバーで、Sonata Arcticaの人気ナンバーの一つである。
雪原の上でメンバーが演奏するミュージックビデオも作られている。

このアルバムでSonata Arcticaは我々はただのパワーメタルバンドではなく、音楽の地平を切り開こうとする革新的なロックバンドだということを表明したのである。
新しい発見が何度聴いても見つかる、時代を超越しうる名盤である。

2位 Silence (2001)


ファーストアルバムEcliptica発表後、StratovariusとRhapsodyというパワーメタルバンドの先輩達とツアーをし、注目度が上がる中発表された2ndアルバム。
Eclipticaでファンになった人が完全に満足するであろう、劇的な美旋律を伴うパワーメタルチューンが数多く収録されている名盤である。

アルバムのイントロダクションである…Of Silenceに続くパワーメタルチューンWeballergyが、Sonata Arcticaとしてはかなり明るいポジティブな雰囲気なので1stアルバムと少し印象が異なるが、全体的には北欧叙情パワーメタルが展開されていて、ほぼほぼ1stと同じ路線と言える。

日本で圧倒的人気を誇るSan Sebastian (Revisited)も収録されている。
劇的なギターとキーボードのソロバトルはこの頃ならでは。
爆走パワーメタルチューンWolf & Ravenなんて今では考えられない程のアグレッションを放っていて、若さに任せた爽快なヘヴィメタルをたっぷり堪能出来るアルバムである。

トニー・カッコは一人でこれだけたくさんの豊潤なメロディを持ったパワーメタルソングを書いていたのだから、正に天才である。

バラードの2曲、Sonata Arcticaで最も人気のある楽曲の一つである心温まるTallulahと、ストーカー男をテーマにしたカレブサーガの最初の曲であるThe End of This Chapterも、アルバムの良いアクセントになっている。
The Power of Oneでは構築美も見せつけていて、バンドとしての底知れなさを早くも感じさせるアルバムでもある。

母国フィンランドでは3位を獲得し、このアルバムによって彼らは新世代パワーメタルバンドとしての地位を確固たるものとしたのである。

1位 Ecliptica (1999)


正に衝撃のデビューアルバム。
数多くクオリティの高いデビューアルバムはあれど、これ程までに最初から音楽性が完成されているデビューアルバムはそうないのではないか。
とにかく劇的としか言いようがない圧倒的な美旋律がアルバムを支配している。

1曲目のBlank Fileから一気にアルバムの世界観に引き込まれる。
劇的な歌メロ、若さ溢れる疾走感、完璧なギターソロと、一分の隙もない楽曲に圧倒されるばかり。

続く2曲目のMy Landではメロウな世界観を披露し早くも類型的なパワーメタルバンドとの違いを見せつける。
この曲のメロディ展開も全くもって贅沢としか言いようがない。

1曲1曲説明していたらキリがないのでここまでにするが、シンプルに楽曲が超絶素晴らしいというアルバムなので、それ以外にアルバムの魅力を伝えるのが難しいというのが正直な所。
バンドで最も人気のあるナンバーの一つである、狼男をテーマにしたFullMoonが収録されているのもこのアルバムである(ラナウェイというコーラスはライブで観客は歌わずにはいられない)

圧倒的な才能の煌めきが感じられるアルバムである。
格が違うのである、最初から。
当時のメンバーの平均年齢は20歳そこそこであった。

デビューアルバムにしてStratovariusの全盛期に並ぶレベル(個人的にはそれ以上)の音楽を創造してまい、このアルバムが現在まで彼らが乗り越えるべき壁として立ちはだかっているのは皮肉である。
そしてこのアルバムがあるからこそ、今もSonata Arcticaにパワーメタルを求める声が止まないのである。

まとめ

Sonata Arcticaがメタルシーンに残した功績は大きなものがあり、2000年代にはSonata Arcticaフォロワー的なバンドが数多く生まれた。
Stratovariusに影響を受けてパワーメタルソングを書き始めたトニー・カッコだったが、その音楽は彼らと全く同じにはならず、独特の個性を持っていたのである。
Stratovariusの音楽を劇的に、より疾走感溢れるスタイルにアップデートしたのである。

路線変更後のSonata Arcticaも好きな筆者だが、今回彼らのカタログを振り返り、やっぱり自分はパワーメタルが好きなんだなということを再確認した。

そしてやはり個人的には今のギタリスト、エリアス・ヴィルヤネンよりも5thアルバムまで在籍していたヤニ・リマタイネンのほうが好きである。
イングヴェイフリークのヤニの影響があってか、初期のSonata Arcticaの音楽にはネオクラシカルなフィーリングが感じられて、それが今のSonata Arcticaにはない魅力となっていたと思う。

しかし彼らはまだまだバリバリ現役のバンドでもあるので、勿論今後にも期待したいと思う。
個人的にはエリアスが一皮むけることを願っている。

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